死亡診断書の記載って慣れてる? 実は自分も昔は、救急外来で迷うことがあって…。
ええ、実は僕も心肺停止で運ばれた患者さんの書き方とか、法的な届け出が必要かどうかで悩むこと多くて…。何かいい本ありませんか?
「フカメルドリル! 死亡診断書・死体検案書」って本があって、現場のケーススタディが充実してるから読んでみるといいよ。すごく実務向きな本なんだ。
異状死として届け出るべきかどうか、判断に迷う…
死亡診断書や死体検案書の記載は、医療従事者にとって避けられない業務の一つ。
しかし、その書式や記載ルールは意外と複雑で、「異状死かどうかはどう判断する?」「死因はどう書く?」「心肺停止の状態ってどう扱う?」など実務の戸惑いが絶えません。
救急外来や在宅医療、災害医療など、多様な現場で必要な知識なのに、体系的に学ぶ機会が少なく、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そんなとき「フカメルドリル! 死亡診断書・死体検案書 現場のための記載の仕方と考え方」を知り、大いに助けられました。
この本を読むことで、死亡診断書や死体検案書の記載に関するストレスが激減し、どんな状況でも自信を持って対応できるようになると感じました。
救急医療に従事する方、在宅で看取りをする医師、さらに看護師や事務スタッフなど、関連するあらゆる立場の方におすすめしたい一冊です。
1.本書のターゲット層と読了時間
医師や歯科医師、看護師や医療事務スタッフ、保険会社・弁護士・自治体職員・警察関係者など、死亡診断書に関わる可能性のある全ての方
【推定読了期間】
4~6時間程度
240ページほどでコラムや図表が多く、想像以上に読みやすい印象。
実務直結のケーススタディがメインなので、1~2日あれば十分読了できるボリュームです。
2.本書の特徴
● 現場で遭遇しやすいケースを詳細解説
● 「よりみち」コラムで実務の微妙な疑問にも回答
● ドリル形式で学んだ内容をすぐアウトプット
実務直結のケーススタディが豊富で、心肺停止患者や在宅で看取ったケースなど多彩なシナリオを想定。
「入院中の患者が突然亡くなった場合」「救急外来で死亡確認したが異状死かどうか迷う…」など、具体的な状況でマニュアルだけではカバーしづらいリアルな悩みに答えてくれます。
また、豊富な「よりみち」コラムでは、執筆者の経験談や“裏ワザ”も紹介。公式に定まっていない“微妙なニュアンス”を丁寧にフォローしており、現場での記載ミスや戸惑いを減らせる工夫が嬉しいです。
さらに、実践的なドリルやチェックリストが付録として用意されていて、読んだらすぐにアウトプットできる仕組みになっているのもポイント。
3.個人的総評
必要性:★★★★★
本の薄さ:★★★★
わかりやすさ:★★★★★
面白さ:★★★★
継続使用度:★★★★
オススメ度:★★★★★
実務における“死亡診断書・死体検案書の記載”をしっかり学べる書籍は意外と少なく、しかも現場視点のケーススタディまで網羅している本は貴重。
本書はその“痒い所に手が届く”構成が素晴らしく、「こんな場面でどう書く?」「異状死になる?」といった疑問にダイレクトに答えてくれます。
特に救急外来や在宅医療、災害医療の現場を想定したシナリオは現実感が高く、すぐに役立つ情報だと感じました。
コラムのエピソードもリアルで読みやすく、チェックリストのおかげで現場でのミスを防ぎやすいのも高評価です。
4.おすすめの使い方・読み進め方
- まずは基礎編を集中して読破:死亡診断書の基本ルールを一度ざっと把握
- ドリルを活用して“解答力”をアップ:ケーススタディ形式でアウトプット練習
- 気になったら経験症例に合わせて再読:疑問が出た時、必要な章をピンポイントで読み返す
最初に基礎編をガッツリ読んでおくと、ケーススタディがよりスムーズに入ってきます。
その後、実際に「入院中の死亡」や「救急外来での心肺停止」といった場面に遭遇したら、該当ケースを改めて読んで復習。
チェックリストを参照すれば記載漏れやミスを減らせるので、現場での安心感が全然違います。
5.まとめ
【基本情報】
タイトル:フカメルドリル! 死亡診断書・死体検案書 現場のための記載の仕方と考え方
著者:中村 磨美 先生
出版社:シチズンシップ
発行年月日:2024/12/20
【ターゲット層】
医師や歯科医師、看護師や医療事務スタッフ、保険会社・弁護士・自治体職員・警察関係者など、死亡診断書に関わる全立場
【推定読了時間】
4~6時間程度
【本書の特徴】
・実務直結のケーススタディが充実
・「よりみち」コラムで現場のリアルな悩みに回答
・基礎確認ドリルやチェックリストでアウトプット練習
【本書で学べること】
・死亡診断書・死体検案書の基本的な記載方法
・異状死届の判断基準や海外比較による柔軟な思考
・心肺停止状態の扱い、在宅・災害医療現場での書き方 など
【評価】
必要性:★★★★★
本の薄さ:★★★★
わかりやすさ:★★★★★
面白さ:★★★★
継続使用度:★★★★
オススメ度:★★★★★
【本書のまとめ】
死亡診断書・死体検案書の実務を“ケーススタディ+ドリル”で徹底マスターできる実践書
この本は、死亡診断書や死体検案書の記載における“リアルな悩み”に正面から応えてくれる内容が詰まっています。
救急外来や訪問診療、災害医療など、多彩なシナリオを通じて、「実際にどう書く?」を体感できる構成。
公式マニュアルやガイドラインだけではカバーしきれない“微妙なニュアンス”を補完する一冊として、初心者からベテランまで幅広く活用できるでしょう。
日々の業務負担を減らし、記載ミスを防ぎたい方はぜひ一度読んでみてください。
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