当直お疲れさま! 外科系当直ってやっぱり色んな患者さんが来るから大変だよね。
はい…。意外と「歩いて来る患者さん」が安心だと思いきや、重い病気を見逃しそうで怖いんです。専門外の処置を頼まれることもあって、何をどこまでやっていいのか迷うことが多くて…。
それならちょうどいい本があるよ。『もう困らない外科系当直 歩いてくるレッドフラッグ』って言って、外科系当直で見逃しがちな“要注意疾患”や、小処置対応のコツをまとめた実践的ガイドなんだ。この前やっと書き上げたんだ~。
へー!編集長が書いてるんですね!ふむふむ…「歩いてくる患者さんほど危険が潜んでいる」って、耳の痛い話です…。どんな内容か、もっと教えてください!
1.書籍の基本情報
タイトル:もう困らない外科系当直 歩いてくるレッドフラッグ
著者:三谷 雄己(著)/ 監修:髙場 章宏 / イラスト:角野 ふち
出版社:日本医事新報社
発売日:2025年2月25日
ページ数:192ページ(ソフトカバー)

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ぜひ今こそ外科系当直の不安を払拭し、レッドフラッグを見逃さない力を手に入れてください。
2.この本が誕生した背景
外科系当直で見逃しがちなのは、外因性に思える症状の裏に潜む緊急疾患です。
著者で私は、もともと救急科で幅広い症例を経験し、現在は整形外科医として外科当直を担当。そのなかで「歩いてきたけどヤバい患者」を目の当たりにしてきました。
また、非専門科の領域を当直中に任されてドキッとする場面、よくありますよね。本書はそんなリアルな外科系当直の悩みを解決するために誕生しました。
3.本書の特徴|本書で学べること
- 1.見逃せない「レッドフラッグ疾患」を徹底解説
「軽症に見えて実は重症」なパターンを多角的に分析。
具体的に「いつコンサルトするか」「どんな症状が危険か」を示してくれます。 - 2.非専門科が対応すべきマイナーエマージェンシー
肘内障や鼻出血など、比較的安全に実施できる処置の具体的手技を紹介。
「ここから先は専門医へ!」という明確な境界も示されるので安心です。 - 3.思考回路を確立し、診療を効率化
何を優先し、どの時点で判断を下すのかを繰り返し学ぶことで、自分なりの診断の型が作れます。
当直で焦りにくくなり、診療時間の短縮にもつながります。 - 4.フルカラー&豊富なイラスト・症例画像
看護師でもあるイラストレーター・角野ふち氏のイラストが理解を後押し。
「図と写真が豊富で、とにかく分かりやすい」との評判です。
4.こんな方におすすめ
- 外科系専攻医・若手外科医
当直でよくあるトラブルに対処し、自信を持って診療したい方。 - 当直経験が浅い先生
「いつ外科にコンサルトすればいい?」「こういう処置はやっていい?」など不安を抱える方。 - マイナーエマージェンシーに苦手意識がある医師
肘内障や鼻出血対応を安全にマスターしたい方。 - 指導医・指導的立場の先生
若手に外科当直のポイントを教えるときの指導ツールが欲しい方。
5.著者メッセージ
「歩いて来院する患者さんほど油断しがち。でもそこに潜む疾患を見逃したら一大事。」
救急科での経験を経て現在は整形外科医として外科系当直に従事する私が、“非専門科だからこそ気になる疑問”をまとめたのが本書です。
「ここまでは自分で対応し、ここからは専門医へ」という境界線を見極め、
“外科系当直の不安”を少しでも減らしてもらえたら嬉しいです。
6.目次紹介
第1章 はじめに
・本書における外科系当直のセッティング など
第2章 各診療科をすぐに呼ぶべきレッドフラッグ
・重症頭部外傷、鼻出血(後方出血)、急性緑内障発作、コンパートメント症候群、重症熱傷、精巣捻転、歯の外傷…etc
第3章 外科系当直に紛れ込んでくる内科的疾患
・急性動脈閉塞症、閉鎖孔ヘルニア、一過性意識消失
第4章 ここまでならできる! マスターしたい非専門科もできる処置
・肘内障の整復、肩関節脱臼整復、鼻出血(前方)の止血、熱傷の処置、間欠的導尿 など
補足:破傷風の予防 ほか
7.まとめ
外科系当直で「本当にこれでいいの?」と悩むシーンは多いもの。
『もう困らない外科系当直 歩いてくるレッドフラッグ』は、軽症に見えがちな患者さんの背後に潜む危険を逃さず、非専門科でも押さえるべき処置をスマートに行えるようになる最高のガイドです。
ぜひ当直室の“お守り”として、手元に置いておきましょう。
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